カーターセンター、カーター球場へ行く道路に沿うように、町内で一番大きい円墳があります。
この古墳は、【弘法山大山古墳群(こうぼうやまだいせんこふんぐん)】といいます。
円墳が7基、隣接して存在しています。
一番大きい円墳を『1号墳』といい、盗掘の跡が見られますが、それ以外は完全な形をしています。
この円墳を含め、毎年甲奴中学校1年生が町内の史跡を巡る、『地域探訪』の授業が行われます。
今年は新型コロナウイルス感染症のため、7月の終わりに開催されます。
写真の中央にふっくらとした部分が見えると思いますが、それが1号墳です。
見ての通り、ヒノキや竹が大きくなっており、これが毎年史跡めぐりの講師を務めてこられた甲奴郷土史研究会のみなさんが頭を抱えてこられた問題でした。
今回、甲奴町まちづくりビジョンの中にある
「中学校 ふるさと甲奴を考える」
という項目に当てはまり、そのビジョンをもっとより良いものにするため、山の持ち主の方のご好意と周りの整備を快く受けていただいたみなさんのおかげで、スッキリ!明るくなりました。
もちろん、ヒノキは価値のある樹木なので切れないけれど、竹と周りの小木を切ってもらい、歩きやすいようにしてくださいました。
竹もこのように整理。
竹が無くなるだけで、こんなに明るくなるんだ!とびっくりしました。
1号墳も見えやすいし、見て歩くのに見やすい。
三次市は県内でも古墳の数がトップクラスで、「みよし風土記の丘」もあります。
甲奴のこの円墳もは、規模から言うと珍しくないそうですが、昔からずっと大切に管理してきた大事な文化財です。
これからもずっと残していくために、出来ることはやっていきたいと思います。
樹木伐採を快諾いただいた持ち主の方、円墳の周りをきれいにしてくださった地元の方、竹等を伐採し、きれいに片づけてくださった方々。
本当にありがとうございました。